佐々木宏さんというクリエイティブディレクターの方が、東京五輪の開会式の演出プランで渡辺直美さんに対しての発言で炎上していますね。
渡辺直美さんに対してブタの演出をさせるというLINE発言を週刊文春に報道され、オリンピックを「オリンピッグ」に見立てた演出をするということで一躍話題になってしまった佐々木宏さん…
佐々木宏さんは電通出身で、2016年のリオデジャネイロ五輪でも演出に関わったり、過去には有名なCMをたくさん手がけた凄い方なのですが、どんな人物でどんな学歴や経歴があるのでしょうか?
また、過去に手がけたCMや映像作品も気になりますよね!
そこで今回は、「佐々木宏(電通)の高校や大学は?学歴経歴、幼少期から学生時代のエピソードも!」と題し、
- 佐々木宏(電通)の高校や大学は?【学歴】
- 佐々木宏(電通)の幼少期から学生時代のエピソード!
- 佐々木宏の経歴は?
- 佐々木宏の過去CMや映像作品は?
- 佐々木宏の年収は?
でお送りします。
佐々木宏(電通)の高校や大学は?【学歴】
佐々木宏さんの高校は小石川高校で、大学は慶應大学に進学しています。
そして慶應大学卒業後に電通に就職され、現在はクリエイティブディレクターとして様々なCMや映像作品を手掛けています。
佐々木宏の学歴
高校:東京都立小石川高等学校
大学:慶應義塾大学法学部政治学科
では佐々木宏さんの【学歴】高校や大学について細かく見ていきましょう!
佐々木宏の高校は小石高校!
佐々木宏さんの出身高校は、東京都立小石川高校です。
小石川高校は現在は完全中高一貫校で、高校からの入学受付は募集していないそうです。
東京都立小石高校は男女共学の公立高校ですが、「東京都立小石川中等教育学校」の2020年度の公立中高一貫教育校の偏差値ランキングで第一位!
小石川中等教育学校(中高全体)の偏差値は70の大変優秀な高校ですね。
小石川高校の偏差値は71で、
- 全国高校偏差値ランキングは4321校中111位
- 東京都の偏差値ランキングでは374校中22位
- 東京都県立高校の偏差値ランクは134校中8位
です。
小石川高校は、東大合格者もたくさん生み出すことでも知られる大変優秀な公立の中間一貫校として知られる名高い学校ですね。
小石川中等教育学校の場所はこちらです!
佐々木宏の大学は慶應義塾大学!
佐々木宏さんの出身大学は慶應義塾大学法学部政治学科です。
慶應義塾大学法学部の現在の偏差値は、67.5~70.0ということです。
参考:スタディサプリ
佐々木宏さんは小石川高校では大変優秀な成績だったのでしょう。
佐々木さん自身が大学で一切勉強をしておらず、本も読まず、一切授業料も払わず抜群の成績で卒業したということを過去インタビューにて語っておりました。
大学で一切勉強をせず、本も読まず、一切授業料を払わず、抜群の成績で(笑)、卒業しました。放送局に入る希望が叶わなかったので電通に来まして、新聞雑誌局へ。28歳で転局しまして、コピーライターになりました。
出典:logmi Biz
大学の授業料を一切払わず抜群の成績ということは、学費全免除の奨学生に選ばれたということでしょうね。
ただ、佐々木宏さんは父親が佐々木さんが中学2年生の頃に亡くなっており、奨学金で慶應大学に通ったそうです。
しかし、「抜群の成績」と語っているので大変優秀な成績でないと全額免除で通う事が難しいでしょうね。
また、父親が亡くなったということで、自分が家族を支えなければという強い思いで勉強にも励んでいたのではないかという事が、佐々木さんの過去の発言から覗えます。
―佐々木さんという人間を育んだものは何か。中学、高校時代はどんな子どもだったのか。
「僕はあまのじゃくだ。原因は中学2年の時にさかのぼる。父親の仕事の関係で転校を重ねたが、北海道から東京に出てきた時に父親が亡くなった。家に帰ると母親が泣いていて、父親の死を伝えられた。勇気がなくて、すぐに父親の顔を見ることができず、一度自分の部屋で深呼吸した。鏡に映る顔は白かったが、ニコッと笑顔をつくった。家の中で男は自分一人になり、しっかりしなければ、母親を支えなければと思い、それから一切人前で泣かなかった。逆境もつらいこともあったが、そのたびにこれはチャンスかもしれないと思うようにした。『きっと、何かいいことが起きる前触れだ』と」出典:福島民友新聞
また、佐々木宏さんは「大学の頃は三田祭仕切っていた気がするし」と過去の発言で言っているのですが、大学では勉強を特に頑張った記憶はないにしても、抜群の成績で学際は張り切るタイプだったのでしょうね!
佐々木宏の学生時代は?
佐々木さんの幼少期~学生時代は、父親の仕事の都合で3歳で東京、8歳で釧路へ、15歳で再び東京へと引っ越し、転校を重ねていたそうですね。
やっぱり子供の頃、転校が多かったせいですかね? 熊本で生まれて3歳で東京に来て転校が3回、次に7歳のとき釧路に行って、北海道でも2回。東京には中学のとき帰って来たんですけど、教科書や言葉がしょっちゅう変わるのは、子供にとってはけっこうストレスで。
出典:ACC
しかし、幼稚園の時にはピアノを半年間習い、その後は独学でピアノを弾いていたそう。
「チャイコフスキーピアノコンチェルト(協奏曲)1番」を中学2年生のときに友人とコンサートで披露したりなど、音楽にもかなりの知識や経験があるそうです。
笑われそうですが、そもそもは作曲家か指揮者になりたくて。ピアノは半年習ってやめたが、あとは独学。小学校の頃から見よう見まねでショパンを弾いたり、中学に入ってからもクラスの友人と「チャイコフスキーピアノコンチェルト1番」をピアノ2台でコンサート開いたりしていた。あと、ショパンメドレー。でも、曲の難しいところになるとオレが弾けなくなるじゃない? そうしたら、その曲はそこまでで終えて次の曲に行くって手を考えたんですよ。クラシックのメドレーって当時禁じ手だったけど。
出典:ACC
しかも、クリエイティブディレクターになりたかったのではなく、当初の将来の夢は「作曲家か指揮者だった」ということです。
半年間しか習っていなかったピアノを独学で学び、見よう見真似で弾けるようになったこともすごいですよね。
勉強だけではなく、音楽の才能も知識もあり、この頃から人を楽しませる思いがあったようです。
佐々木宏の経歴は?
佐々木宏さんは慶應義塾大学法学部卒業後、電通に入社します。
実は佐々木さんは、電通ではなく、本来はテレビ局へ入社したかったそうなのですが、当時は不況でテレビ局の新卒募集がゼロだったということ。
テレビ局ではバラエティや歌番組のような楽しい番組制作に興味があったそうです。
バラエティとか歌番組みたいな、とにかく楽しいテレビ番組を作りたいっていう気持ちしかなくて。結局、テレビ局は俺の年、募集ゼロで入れなかったんだけど、「電通の中のテレビ局とかそういうセクションに行ければ近いかな」と。クリエーティブ局を志望したのも「CMの制作があるから、テレビと接する仕事があるのかな?」ってくらいのことでしたね。
出典:ACC
佐々木宏さんは電通で当初は新聞雑誌局に6年間勤務され、その後は宣伝会議のコピーライター養成講座を受けてクリエイティブ局に転局。(佐々木宏さんが28歳の時)
そして「クリエイティブディレクター」として様々なCM広告の作成に関わりました。
1977 年 電通入社(新聞雑誌局に6年)
1983年 クリエイティブ局転局(当時28歳)
(コピーライター、クリエーティブディレクター、クリエーティブ局長職を経験)
2003年7月 「シンガタ」設立。
そしてクリエイティブ局に勤務され20年間はコピーライター、クリエイティブディレクター、クリエイティブ局長職を経験されたのち、2003年7月に「シンガタ」を設立されています。
1983年にクリエイティブ局に転局した後は、コピーライターとして働き、30代半ばでテレビCMに関わったと言われています。
「シンガタ」は企業イメージや商品イメージのブランディングをはじめ、数多くの広告作品を手掛ける会社です。
佐々木宏の過去CMや映像作品は?
では、佐々木宏さんが手がけた過去CMや映像作品を見ていきましょう。
佐々木宏が手がけた過去CMは超話題作!
佐々木宏さんの過去CMは、
- JR東海旅客鉄道
「そうだ京都、行こう」 - ソフトバンク
「ブラッド・ピット&キャメロン・ディアス」
「予想外シリーズ」
「白戸家シリーズ」
「SMAPシリーズ」 - サントリー「BOSS」(矢沢永吉シリーズからトミーリージョーンズシリーズ)
- トヨタ自動車「ReBORN」キャンペーン(ビートたけしと木村拓哉を秀吉と信長の生まれ変わりとして、東北ドライブに出かけるシリーズ)
(ドラえもんの実写版シリーズ ※ジャン・レノがドラえもん) - 江崎グリコ「OTONA GLICO」
(25年後の磯野家という設定のサザエさんシリーズ
全部有名なCMで超話題作ですよね。
中でもソフトバンクの「白戸家シリーズ」や「ドラえもん実写版」「サザエさんシリーズ」などは、犬(白戸家のお父さん)やアニメのキャラクターを実際の人間に例えるという演出作品です。
佐々木宏の過去受賞作品も紹介!
佐々木宏さんの作品は、ただ世間に話題性を与えるだけでなく、過去には有名な賞を受賞されたり、海外からも評価されています。
- ACC全日本CMフェスティバル グランプリは過去に3回。
- TCC(東京コピーライターズクラブ )最高賞6回
- ADC(東京アートディレクターズクラブ)最高賞3回
- カンヌ国際広告フェスティバル金賞
- 広告電通賞
- 朝日広告賞
- 日経広告賞
- 毎日広告デザイン賞最高賞
- フジサンケイ広告賞グランプリ
- JR東日本ポスターグランプリ2回
- クリエーター・オブ・ザ・イヤー賞2度
そのほかにも受賞作品はあります。
佐々木宏の過去映像演出作品・CM以外
そのほかのCM以外の映像演出作品は、
- AKB48の「希望的リフレイン」のMV
- 2016年のリオデジャネイロオリンピック閉会式の演出「フラッグハンドオーバーセレモニー」検討メンバー(プランニング担当)
があります。
2016年のリオデジャネイロオリンピックの閉会式では、当時の内閣総理大臣だった安倍首相の「任天堂のスーパーマリオ」のキャラクターに扮したことでも話題になりました。
この「安倍マリオ」は佐々木宏さんが演出に携わったということです!
まとめ
「佐々木宏(電通)の高校や大学は?学歴経歴、年収や過去CMも紹介!」と題しまして、電通出身の佐々木宏さんの高校や大学などの学歴、経歴や過去CMや演出作品についてまとめてみました。
佐々木宏さんの学歴は、東京都立小石川高校と慶應義塾大学法学部政治学科の出身でした。
高校や大学では成績はとても優秀だった佐々木宏さんは、大学卒業後は電通に就職しますが、当初はテレビ局へ就職希望だったそうですね。
慶應大学では法学部政治学科で政治について特に学んだそうですが、興味があるのは映像作品の方だったのでしょうか。
また電通に26年間勤務した後は「シンガタ」を設立され、数々の話題CMを手掛けていました。
2016年にはリオデジャネイロ五輪閉会式の安倍前総理の「安倍マリオ」の演出のプランニング担当もしております。
話題作だったCMと「安倍マリオ」の共通点は、人やキャラクターを何かに例えるという点でしょうか…
現在渡辺直美さんを「ブタ」に例える案をLINEで提案してそれが文春に報道され、炎上してしまっていますが、今後東京五輪の演出担当についてはどうなるのでしょうか…